2014年4月27日日曜日

初めて Android アプリ作ってリリースした感想

Android アプリ作りました。

素数侍 〜約分御免〜

超カジュアルゲームで、出てくる数字が素数ならタップ、約分できればスワイプで数字を切り捨てて約分してください。1分間でいくつの数字を処理できるかを競うゲームです。間違ったらそこで終了。

仕事でアプリに携わるようになって、勉強がてら自分でもアプリを作ってみようと思い立って1.5ヶ月くらいで作りました。素数を題材にしたのは、ちょうどその頃 Project Eular をやってて素数判定関数を作ったので、それを使いまわせたからです。

さて作ってみての感想を。

1. ゲームデザインって難しい

こんな単純なゲームでも、仕様の決定にかなり悩みました(というか今でも半信半疑ですw)。例えば、今の仕様だとプレイヤーが素数判定に失敗したら、即終了です。でも、例えば失敗したら制限時間を5秒マイナス、とかいう仕様も考えました。仮にそういう仕様にしても、結局プレイヤーがベストスコアを出すのは「一度も失敗しないとき」ですから、一度でも失敗したらそのターンは正直続けたくないだろうなと思い、現在の仕様にしました。
世の中のゲームはこういった選択を大量にした結果なんだろうと思うと、本当に面白いゲームというのは奇跡みたいなものですね。

2. Android アプリ自体は簡単

いや、僕みたいなにわかがこんなこと言ったら失礼ですけど。ただ、何でもよければアプリ作ってリリースするのは本当に難しくないです。今回はAndroidの勉強が目的だったこともあり、流行りのUnityとかCocos2dxとか使わずに完全Nativeで作りました。技術的に凝ったことをしようとするともちろん難しいですが、アイデア次第ではかなり基本的なことだけでアプリ作れるんだなぁというのが感想です。本当に見た目よりハードルは低いので、何か欲しい人はとりあえず自分で作ってみるといいです。
アプリ作りって結構パズルみたいなもので、「ボタンを押して画面遷移する」とか「スワイプしたら効果音を出す」とかそういう必要な昨日をリストアップしていって、片っ端から方法を調べて組み合わせていけば完成します。コピペはダメですけど。
今度、復習がてらこのアプリで使った機能をリストアップして、簡単にまとめていこうと思っています。

3. デザインが難しい

実は今までも何かを作って公開しようと思ったことはあったのですが、結局UI部分で悩んでリリースしないという結果でした。僕らエンジニアにとっては、ここが一番の障壁かな、と。
特にゲームだとその傾向が顕著です。今回こういうゲームにしたのは、デザインの要素が少ないというのも大きな理由です。ゲームだとジャンルによってはキャラデザインが必要ですからね。
そういう意味では、Unityちゃんはかなり凄いと思っています。Unityちゃんつかったゲーム作りたいなぁ。。

4. 驚くほどダウンロードされない

公開して2週間近く経ちましたが、なんと現在5ダウンロードです。
というか、友達に教えてのダウンロードと、テストで自分がダウンロードしたのを除くと、自然なダウンロードは2くらいですw 一応アプリのプロモーションとかに携わる仕事をしているので、アプリのユーザー獲得の難しさは知っているつもりでしたが、ここまでとは。。
とりあえず「全くプロモーションしないとどうなるか」の実験をしたかったので、これは良い勉強になりました。しかし切ない。

5. 個人Developerのモチベーションがどこにあるか

これはかなーり個人的な意見になりますが。
上に書いたとおり、このアプリは今のところ殆どダウンロードされてません。また、マネタイズに関してもひとつのアドネットワークのバナーをただ張っているだけです。
アプリのプロモーションやマネタイズについては、仕事柄それなりに詳しいつもりなので、もっと良い方法はたくさん知っているのですが。。正直こういったことにリソースをさくぐらいなら、アプリの改良をするか、新しいアプリを作りたいという気持ちが強いです。
もちろんどうせ作ったのなら多くの人に使って欲しいし、お金も儲けたい。でも、その前にもっと改良するところあるんじゃないの?って思ってしまう。むしろ改良するならユーザーが少ない今がチャンスだと思ったりします。
もっと経験を積んで自信を持ったアプリが作れれば、プロモーションやマネタイズにも力を入れられるのかもしれませんね。

 今後は、これを改良したりしても良いですが、もっと別のものを作ってみたいなと思います。ペース的には四半期に1つくらいなにか作ってリリースしたいですねー。

今月、ちょうど国内出張する機会があるので、ついでに2、3泊して一人ハッカソンでもしてこようかなと思っています。